広島市中区 じぞう通り歯科こども歯科

歯並びの治療

歯並びのご相談に関して、一連の流れを会話形式でまとめてみました。

矯正治療をお考えの際の参考になれば幸いです。

STEP1

Q:「歯並びを診ていただきたいです。」

A:以下のように様々な種類の歯並びがあります。いずれかに当てはまるようであればご相談ください。

良い歯並び・正しい噛み合わせ

良い歯並び・正しい噛み合わせ噛んだ時に

●上下の前歯の中心が合っている
●上下の前歯が前後2~3mmで重なる


不正咬合の種類

出っ歯(上顎前突 じょうがくぜんとつ)

上顎前突

上の前歯、または上顎の骨が前に突き出た症状です。唇が閉じにくいため、前歯が乾燥しやすく、ムシ歯や歯周病の原因になります。

受け口(下顎前突 かがくぜんとつ)

下顎前突

下の前歯が上の前歯より大きく突き出た症状です。横顔がしゃくれて見えるだけでなく、食べ物が噛みづらく、発音にも影響が出ます。


交叉咬合 こうさこうごう

交叉咬合

顎が左右どちらかにずれて、一部分の噛み合わせが上下逆になっている症状です。強く噛めなくなったり、頭痛や肩こり、顔の非対称の原因になります。

鋏状咬合 はさみじょうこうごう

鋏状咬合

別名シザーズバイト。まるでハサミのように上の奥歯が外側に、下の奥歯が内側にズレることで、上下の奥歯がしっかり噛み合わない症状です。


深い咬み合わせ(過蓋咬合 かがいこうごう)

過蓋咬合

上の歯が下の歯に覆い被さっている症状です。咬みづらさや発音に影響するだけでなく、歯ぐきを傷付けやすく、歯自体をすり減らしてしまうこともあります。

前歯が閉じない(開咬 かいこう)

開咬

奥歯を噛んでも前歯が噛み合わず、上下に隙間ができる症状です。前歯で物を噛み切ることができず、空気が漏れやすいため発音に影響が出やすくなります。


八重歯・乱杭歯(叢生 そうせい)

叢生

歯が重なり合ったりして、歯並びがガタガタになっている症状です。歯ブラシが隅々まで行き届きにくいため、ムシ歯や歯周病のリスクが高くなります。

すきっ歯(空隙歯列 くうげきしれつ)

空隙歯列

歯と歯の間にすき間ができてしまう症状です。歯と顎の大きさのバランスがとれていない、歯の数が少ないなどが原因ですが、舌で前歯を押す癖も関係しています。


STEP2

Q:「歯並びの治療を始めるタイミングはいつからが良いでしょうか?」

A:歯並びの治療は乳歯が全て生え揃ってから始める0期治療、小学校低学年頃から始める1期治療、中学校頃から始める2期治療に分かれます。これらの違いについて図でご説明します。

矯正治療を始めるタイミング


0期治療や1期治療での矯正治療終了を目指したいところですが、第二次性徴や第二大臼歯(12歳臼歯)の生え方によっては2期治療にも治療継続が必要な場合も多いです。また、第三大臼歯(親知らず)の生え方によっても歯並びが変わってくる場合もあります。

※受け口など一部の歯並びに関しては、小学校低学年まで待たずにスタートした方が良い場合もあります。

※残念ながら治療のタイミングを逸してしまっている場合、1期治療でも出来ることが限られてくる場合もあります。


STEP3

Q:「矯正治療を希望します。何をするのでしょうか?」

A:矯正治療を行う前に、矯正検査が必要になります。矯正検査の内容として以下に列挙します。

  1. お口の中の型取りおよび3Dスキャン(歯並びの模型や画像データの作製)
  2. 写真撮影(お口の中、お顔、足および姿勢)
  3. レントゲン撮影(全体、横顔および正面)
  4. 口腔習癖の記録(舌や口唇の筋肉の使い方)
  5. 発音チェック(不明瞭な発音がないか)

STEP4

Q:「矯正治療にはどのような装置を使用するのでしょうか?」

A:矯正装置に使用する主な装置を以下に列挙します。

急速拡大装置(ラピッドエクスパンジョン)

急速拡大装置上顎の歯列を拡大することで、将来的に永久歯を抜かないことを目指し治療するための固定式装置です。

他の装置と違い、骨ごと上顎を大きくすることのできる唯一の装置です。

鼻腔も広がるので鼻呼吸もしやすくなります。

奥歯に金属の輪をはめて装置のネジをご家庭で2・3回/週ほど回してもらいます。


ワイヤー矯正

ワイヤー矯正将来的に永久歯を抜かないことを目指し治療するため、歯列を拡大したり反対咬合を治したり永久歯が生えるスペースを保つための固定式装置です。

奥歯に金属の輪をはめて歯の裏にワイヤーを添わせます。

奥歯と歯の裏に装着するので大きな口を開けないかぎり、見えません。

万が一変形した場合は早急に受診して頂く必要があります。


拡大床

拡大床歯列を拡大して、将来的に永久歯を抜かないで治療するための可撤式装置です。主に上顎に使用します。

食事や歯みがきの時以外はずっと装着します。

週に1回ネジを回し装置を拡大し、拡大した装置をお口の中にぎゅっと押し込むことによって、歯列が広がっていきます。


マウスピース矯正(インビザライン®システム)

歯並びの治療

世界で600万人を超える方がインビザライン®システムによる矯正治療を受けています。

厚さ0.5㎜の透明のマウスピース型の可撤式装置であり、さまざまな症例に対応しています(空隙歯列、交叉歯列、過蓋咬合、反対咬合、叢生、開咬、出っ歯、矯正治療後の後戻り)。

食事や歯みがきの際以外はずっと装着します。1週間ごとに新しいマウスピースに交換します。透明なので近寄っても見ても分からないほど目立ちません、人目を気にせず矯正治療を行えます。デジタルスキャンしてお口の型を取るので検査当日に矯正治療後の予想歯列画像を見ることができます。

これまで永久歯にしかできなかったインビザライン®治療でしたが、混合歯列期にも使えるようになりました(インビザライン®ファースト)。成長過程にある患者様特有の歯列矯正をサポートするようにデザインされています(1年半の期間限定)。


ブラケット矯正

ブラケット矯正歯に白いボタン(ブラケット)を貼り付け、金属のワイヤーでつないで歯を並べていく固定式装置です。


プレ矯正

プレ矯正お口周りの筋肉と舌を鍛えることで正しい歯並びへ導く可撤式装置です。

既製のマウスピースで、柔らかく弾力のある素材を使用しています。

反対咬合、過蓋咬合、上顎前突などあらゆる歯並びに対応しています。


顎外装置(フェイスマスク、チンキャップ、ヘッドギア)

顎外装置

顎の位置を治療するために使う装置です。顔や頭、首とお口の中の固定式装置をつなげて使います。就寝時に装着します。


「固定式装置」・・・

固定式のワイヤー矯正は調整を医院で行います。24時間装着しているので効果が出やすく、年齢が低い場合やお子さまが矯正治療に積極的でない場合でも、本人や保護者の方の努力が必要ないというメリットがあります。

 

「可撤式装置」・・・

取り外しが可能なので、デンタルフロスも使用でき口腔内を清掃しやすいというメリットがあります。遠方の方は、不具合があった場合にも緊急に来院しなくてよいのでお勧めです。

※装置は診断に基づき歯科医師が選択いたします。ご希望はお伺いしますが、治療に効果的でない場合はその装置を指定することはできません。


STEP5

Q:「治療期間はいつまでかかるものでしょうか?」

A:症例によって異なりますので一概には難しいですが、主には小学校高学年~中学校に入るくらいまでかかることが多いです。2期治療が必要とされる場合はもう少しお時間がかかります。

STEP6

Q:「どれくらいのペースで通院するのでしょうか?」

A:基本的には月に1度です。歯並びが安定すれば2~3か月に1度になります。


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